ガキの頃、俺はよく雑誌の懸賞に応募していた。
詳細は忘れたが、とある雑誌で、パズルを解くと毎月一文字ずつキーワードがわかっていって、5カ月である5文字の言葉が完成するという企画があった。
その5文字の正解者の中から抽選で10名に豪華な景品が当たるというので、俺は張り切りまくった。
しかし、超難問ばかりで、「こんなの、俺以外にわかる奴いるのか?」的なのが続いた。(例えるなら、最初に一文字も文字が出てないナンクロを解け……レベルがまだかわいいくらいの)
5カ月間で出てきた文字を繋げると『プラタナス』
なんのこっちゃ?
今ならネットで検索すればいいが、当時はそんな便利なものはなかった。
辞書で調べると、植物の名前らしい。
存在する言葉なので正解に間違いないと思った。
初っぱなの一問目から難しかったので、辞書で調べて正解にたどり着く奴もいないはずだった。
おそらく正解者は全国でも十人程度だろう。
景品を手にする確率は俺の中では控えめに見ても80%以上で、結果発表が楽しみで仕方なかった。
そして、翌月……
その雑誌に信じられない事が書かれていた。
「今回の企画はちょっと難しすぎたみたいなので、ヒント出しちゃいまーす」
えーーーーーー!!!
しかも、ヒントというのがまさかの三択!Σ( ̄□ ̄;)
①ボーナス
②ヤキナス
③プラタナス
おいおいおいおい!!!
正解は5文字なんだから、これじゃ一択じゃねーか!
当然、抽選には当たらなかった(-_-#)
理不尽すぎ!!!